2014年10月06日

ウニの話

食欲の秋。
ここのところ食い気系の話題が多い。

デパートで北海道物産展をやっていると、同僚から聞いて、帰宅途中に寄ってみた。

特段、食欲がそそられるようなものは見当たらなかったのだが、唯一、ウニだけは気になって瓶詰めの前に立ち止まった。

販売員の人が試食を勧める。

ムラサキウニの塩漬け。
「う~ん、ちょっとしょっぱい。」
バフンウニの塩漬け。
「あ、ムラサキウニより香りがよい。でもしょっぱい。」

何かが違う。そう。
北海道の漁場近くでウニ丼を食したことがあるんだけど、普段、こっちで食べるものとは、まったく違った。

まず、箸ですくえない。
箸の隙間からトロリンとなめらかプリンのようにとろけ落ちる。
味も、生卵の黄身になんとなく高貴な香りをつけたような。。。
まったく苦味がない。
その独特の苦味が苦手で、好物ではなかったんだけど、そこで食べたウニは、苦味ゼロ!!
むしろ、目が見開いてしまうほど甘い!

実は、北海道以外の地域に出荷されるウニは、形が崩れないようにミョウバンで加工されている。
苦味はミョウバンのせい。

北海道展のウニに、ミョウバンは入ってなかったけど、やはり生のままでは出荷できないそうで、塩漬けにするらしい。
ということは、正真正銘「生のウニ」は漁場でしか食べられないってこと。

ぜいたくな話だけど、どんなに高価なウニでも、本場モノにかなわないと痛感。

ウニ好きの人には、絶~対、絶~~対、飛行機代をかけてでも北海道で食べてほしいなー。
北海道は無理でも、ウニの産地で食べてほしい。。。

本当においしいんだから。  


Posted by ロコ  at 10:12